2024-12-01
三陰交|さんいんこう
三陰交(さんいんこう)
<12月に多いトラブル>
冬になり、寒さから体をも守ろうと自然と体がエネルギーを使います。そして、その使ったエネルギーを補充するために、濃い味の食べ物や飲み物を欲して摂取しがちになり、体内の塩分・糖分などの濃度を下げるために体内に水分を溜めようとします。
夏も熱さから体を守るために同様の事が起こりますが、冬は気温が下がるため、体が冷え、血流が悪くなり、体の水分を巡らせる力が弱くなります。その上、寒いと運動不足になりがちで汗もかかないため、不要な水分や老廃物は重力で足に溜まったところで停滞し、足首周りに「むくみ」として症状が出やすくなります。
このツボを刺激すると血流が促進され、むくみや冷えの解消に効果があるとされています。そして胃腸の働き、婦人科疾患の改善にも効果があるとされる万能のツボです。ツボ押しも良いですが、この時期はお灸などで三陰交を温めて下肢の血流を良くしていきましょう。
<このような症状に>
むくみ、冷え
<ツボの場所>
内くるぶしの最も高いところから指4本分上。
<ツボ押しのコツ>
ほどよい刺激を感じる程度の強さで、ゆっくり押してゆっくり離しましょう。 (6秒×5回程度)
<鍼灸についてはこちら>
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