2025-09-01

三陰交|さんいんこう

三陰交(さんいんこう)

<9月に多いトラブル>

9月に入ってもまだまだ残暑は続きますが、徐々に日中と朝晩の寒暖差が大きくなる持期になります。猛暑が続く中での体温調節が難しいのもありますが、寒暖差がある環境での体温調節もカラダにはストレスになってきます。また、暑さのあまり好んで冷たい飲み物や食べ物を過剰摂取していると胃腸に負担がかかり、食欲低下に繋がります。さらに、偏食や食欲低下が進むとカラダに必要な栄養素が不足してしまい、疲労や倦怠感、浮腫などの水分代謝異常も起きやすくなり、これが「夏バテ」「秋バテ」の原因になります。

このツボは「肝」「脾」「腎」3つの経絡が交わるところにあります。肝は体温調節を行う自律神経、脾は胃腸に関係する消化器、腎は水分代謝に関わる経絡です。暑さによる自律神経の乱れ、胃腸の不調、水分代謝の異常が気になるときはこのツボにお灸をして症状改善に努めましょう。

<このような症状に>

夏バテ、秋バテ

<ツボの場所>

内くるぶしの最も高いところから指4本上のスネの骨際。

<ツボ押しのコツ>

ほどよい刺激を感じる程度の強さで、ゆっくり押してゆっくり離しましょう。 (6秒×5回程度)

<鍼灸についてはこちら>

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(文/浦田舞子)

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