2025-06-01

足三里|あしさんり

足三里(あしさんり)

<6月に多いトラブル>

梅雨時期は湿気が多いため、汗が皮膚から蒸発しにくく、体内の水分排出を妨げます。また、気圧の変化で自律神経が乱れ、血行不良を起こしやすくなり、余分な水分が体内に溜まりやすくなります。体のさまざまな場所に必要以上に水分が溜まると、浮腫みや頭痛、食欲不振、下痢などの不調を引き起こすので注意が必要です。

このツボは、胃腸の働きを整え、体の水分代謝を正常に戻す働きがあります。下肢の疲れや膝痛にも効果的とされており、俳人・松尾芭蕉が奥の細道を旅するときにこのツボに灸を据えていたのは有名な話です。身体のコンディションを整えるツボとして刺激をしてみてください。

<このような症状に>

胃腸の不調、下肢の疲れ、膝の痛み

<ツボの場所>

ひざのお皿のすぐ下の外側の凹みに人差し指をおき、真下に向かって指4本揃えて小指が当たるところ。

<ツボ押しのコツ>

左右あるので親指と人差し指で摘むように押す。
ほどよい刺激を感じる程度の強さで、ゆっくり押してゆっくり離しましょう。 (6秒×5回程度)

<鍼灸についてはこちら>

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